スイートプリキュア♪ #46

#46 ズゴーン! プリキュア最後の戦いニャ!
脚本:成田良美 演出:地岡公俊/岩井隆央 作画監督:上野ケン


崩壊したコンサートホールでの死闘、仲間が次々に倒れ、静寂の使徒が間近に迫っても演奏を止めようとしないアフロディテとメイジャーランドの人々、希望が潰えた世界で奏でられる最少楽団のきらきら星、惚れ惚れするような終末観の構築にウットリする。
何より、女の子アニメであることを無視したかのように、飽和火力を易々と薙ぎ払う最終型ノイズさまの屹立するそのお姿。カァッコエエわぁ。




スイートプリキュア♪ #47

#47 ピカーン! みんなで奏でる希望の組曲ニャ!
脚本:大野敏哉 演出:田中裕太 作画監督:河野宏之


奇跡のメロディは再び。劇場版で池田洋子監督が使った、「ラストバトルに慈愛に満ちたBGMをかける」という方法に性懲りも無くまたしてもやられてる。
悲しみは容易に乗り越えられるものじゃない、目を覆うような惨敗続きだったからこそ、メロディの「…やっと、届いた」という台詞が染みる。
大空を縦横に、孤独を抱える悲しみの王に、いいえお前は唯一無二の存在だと全力でブチ込みながら説くプリキュア。Pretty Cureの名に恥じない闘いだった。率直に言って、感動してしまった。



スイートプリキュア♪ #48 (終)

#48 ラララ〜♪ 世界に響け、幸福のメロディニャ!
脚本:大野敏哉 演出:境宗久 作画監督:高橋晃


ピーちゃんの眼から溢れた悲しみじゃない涙。今シリーズは、楽譜通りに幸福のメロディが歌われるのを阻止された場面から始まった。最上位クラスである音吉やクレッシェンドトーンが規定した思惑をプリキュアが越えていってしまう、ストーリー構成の仕掛けに唸る。
あー、面白かったなぁ…。めっちゃ楽しい1年だった。初めて劇場にプリ映画観に行けたし。俺は去年どんだけプリキュアに勇気を貰っただろうか。
未練はある。足りないものや足すべきものは何も無い。TVシリーズのアニメ作品としてこれ以上ないって程のランディングを決めてくれたこと、これからもずっと好きでいられること、ふたつの喜びを持って何度でも今シリーズを観返し続けたい。もっちろん、スマプリも応援するぜぃ。
みなさん、お疲れ様でした。そしてありがとう。