フレッシュプリキュア! #10〜12

フレッシュプリキュア!【4】 [DVD]

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10話。動物病院でどうやって治療する?ブッキーとタルトの人格が入れ替わってしまうという、コードギリギリな感じがお気に入りの回。こまけぇ事はどうでもいい、祈里の姿形も乗り移ったタルトの表情にも、とにかくブッキー@中川亜紀子の魅力が溢れまくってた。2話のアフロラブといい、小ネタ一発のためにバンクを描き下ろすスタッフが素敵すぎる。前回から単独変身バンクが再び観れるのが嬉しい。ピーチの「ビィィトアーッップ!!」の後の変な舞?が特に良い。
11話。戦闘中のピーチの正面からのアングルどうやって撮影したんだ?トップアイドルなのにスケジュールに穴あけて、ラブ達のレッスンに付き合ってくれるミユキさんという不思議な存在に、一定の解答を与えてくれる。厳しい中にふわっとした暖かさを含んだ、でも説教臭くならない軽さも持つ飯塚雅弓さんらしい言い回しがとても良かった。戦闘がTV中継されたり、警備員がプリキュアに「ご苦労様です!」とか言うのもバトルフィールド観客巻き込み型の「フレッシュ」らしい表現で楽しい試み。イースがいちいちカメラ目線になるカットも可愛かった。
12話。上から目線だが、イースなんか、前回で誰も不幸に出来てねーじゃねーか。ウエスターさんがさすがだな、と思うのは、サウラーだったら「人の毛髪を消す」ナケワメーケにしてたはずだろー事。恐ろしい。それよりも、親父コンビが軽く10Mはジャンプしてしまってる事の方が問題だ。6話で思いっきり泣かされた山下憲一脚本、プリキュア最強作監爲我井克美、(後にハートキャッチ劇場版の監督を務める)松本理恵演出という陣容。ラブのお父さんがかつらメーカー勤務で、ブッキーの親父さんと一緒に動物用のかつらを作ってるとかなんとか。ネタ満載コテコテのギャグパートが続いたかと思えば(ブッキーに褒められたかつら頭を気に入る美希たんの顔が白眉)、バトルシーンがエラい事になってたり、最後にはちょっとグッと来てしまう、崩して、遊んで、決める、とにかく凄い回。見所が多すぎて逆にベストショットが決めづらい。夕日の下で娘の顔に戻るピーチのカットはもちろん、個人的に、ポイントでのイース様の見下す表情がなんかもうたまらなかった。