探偵オペラ ミルキィホームズ

3.棺桶の恐怖


自分は、ジャンルを問わずどんな作品でも結構楽しめると思うし、正面から向き合えば美点を見つけられると自負してきた。しかし、修行が足りなかった。正直、頭を抱えている。
今話をふりかえる。明智の嘘を真に受けて唐突にツイスターゲーム→失敗したエリーにマジギレするネロ→責任を感じて一人で挑むエリーの元にホームズ&G4に美術品をすりかえられた3カードが集う(この時点で戦う意味を失っている)→棺桶の恐怖→まさかのトイズ復活→元の木阿弥、といった具合。まさに必然性のない出来事を連続させて1話を構成したに過ぎない。なんだこの時間の無駄は。
いや、プロットや脚本の粗や破綻が気になる時点で、俺は敗北してる。美少女アニメというのは、もっと理屈じゃなく、時間や空間すら超越し、眼窩を通ってココロに染み入ってくるものだったはずだ。ツイスターゲームなぞというガジェットが使われるなら、期待もするじゃねぇか。一番最初のアニメのネギまは、同様のシチュエーションで少ない戦力でも集中運用して見せ場を作れていた。美内すずえのような表情を挿入してみたりアイキャッチエンドカードに凝るのもいいが、本編にも力を分けてくれ。
ジーニアス4のキャストが懐かしい面々で少し嬉しくなった。独特のノリやカオスっぷりは素直に良いと思える。