バクマン。

3.親と子


整然とされたおじさんの仕事部屋に驚いた。誰かが掃除ぐらいはしてるんだろうか。フィギュア、綺麗にまとめられた手紙といったアイテムが故人の性格を今なお残しているようでグッとくる。大量の漫画はデータベースの宝庫だし。
実在の名作漫画を例に出しながら、様々な親子の関係が控えめに、丁寧に描かれた。
漫画家に必要なのは勤勉さ、知識のブラッシュアップ、画力の研鑽、何より諦めない精神といった感じだろうか。それでいて博打打ち。実際、大ヒットを生み出した作・画の2人だから説得力があるのかもしれないが、道は険しいなぁ。
あまり人間関係を一所に集めると作為を感じられて萎える危険もある。俺としては、ギリギリセーフ。最高と亜豆、おじさんと亜豆母、2代に渡るドラマが始まる。
ただ、サイコーもシュージンもおりこうさんで似たような性格描写であるため、そろそろ何か強いフックが欲しい。無難なところだと新キャラか。