探偵オペラ ミルキィホームズ

4.バリツの秘密

「ヨコハマ大樹海ー!?あそこは地形が入り組んでいる上に、昔は防空壕が掘られたり、恐竜の化石や不発弾が埋まっていたり、埋蔵金ブームでトンネルが掘られたり、巨大なモグラやクマも出るって話よ!」

プロットの最初部分で今回のプロットを全部説明するという狂気。つまりストーリーで勝負する気はない、という事。


クソゥ、開幕一発目の小衣ちゃんの顔で吹いちまった。ロリ美少女にここまでダメージ表現するかね(笑)
もう何といって良いのやら、非常に困ってるが、ひたすら酷い目に遭わされまくる美少女達、繰り返される唐突なパロとギリギリアウトな鼻歌、ブラックすぎるオチ、あとはもう説明不能なカットとバナナで埋め尽くされてる。この原案をもらってどこをどうやったらこういう映像の繋ぎになるのか、いっそ製作者の頭をかっさばいて中身を覗いてみたくなる。
俺のお気に入りは、シャロに「ココロちゃん」と呼ばれ小衣が「ココロちゃん言うな」って突っ込む天丼ネタという前提があって、後のシーンで疲労困憊した時にはシャロの「ココロちゃん」の後、「ん…ちょっと待っててね…」と数秒間をおいて(ヨロヨロと丸太に乗ってシャロと背丈を合わせる)、「ココロちゃん言うなぁ…」「はふぅ〜…」というシーン。うわぁ、下手糞な説明。
小衣役の南條愛乃さんは、1.1倍速再生したようなマシンガントークが往年の蘭花・フランボワーズを想わせる声質と演技で(田村もいるのに妙な例えだが)とてもよろしかった。
初回以降、俺の期待する方向とは真逆の彼方へ飛び去ってしまい、録画番組サムネイルでシャロの顔を見る度に「ウッ…」と胃がキリキリする思いだったが、やっと処方が見つかった気分だわ。