とある魔術の禁書目録II

6.残骸(レムナント)


ジャッジメントっつうのは、学園都市の治安維持が目的の生徒の自警団みたいなもんか。
美琴のルームメイトでお姉様大好きなテレポート娘の狂言回しが楽しかった。重症を負いながらも生還し、風呂場で下着姿のまま自ら応急処置するプロフェッショナルぶりも良い。
風呂場のガラス戸越しの会話での行間、美琴の得物であるコインの持ち出し、繰り返される「雨が降るから早く帰りなさい」という台詞も、これから始まる凶事を連想させた。
印象を持っていかれやすいシャワーシーンを冒頭に置いたのも巧かったんでねぇすかね。