Mass Effect 2(XBOX360)

「この銀河は悲しみで満ちている。これ以上は必要ないわ」

Game of The Year受賞作。で、このGame of The Yearってサッカーのバロンドールみたいに一つの評価基準、ってわけじゃなくて、雑誌やウェブサイトの数だけあるんだね。選出するのもプロの編集者や批評家、ユーザーだったり。それってどんだけの権威があるの?って疑問に思うんだが、洋画の「全米NO.1」ぐらいに捉えておきゃいいんだろうか。wikiに並んでる各社の受賞タイトル見ても大作ばっかだし、そんなに変なのが挙がってないからただの美人投票な気が。まぁ日本に住んでる限りあんま関係ない気もする。


初回特典なんもないから「Dragon Age: Origins」終わってからでいいや、って思ったが我慢しきれずプレイ。「1」で世界観とキャラクターにドハマりしてしまった。何よりプレイのモチベーションの源泉は、俺の知る限り唯一無二の独特な会話シーン。話しかけたほぼ全ての場面でフルボイスの特殊なカットシーンに移行して会話を進めるモードになる。テキストが膨大なら選択肢もかなり多い。直接仲間の安否やストーリーに影響与える選択はほとんどないけど、友好的、平和的(パラゴン)に解決する傾向と、敵対的、暴力的(レネゲイド)に解決する傾向へ枝分かれしていけるので、より多種多様な会話が楽しめる。フルボイスだと鬱陶しく感じるかも、と思うが、今回トリガーボタンで介入アクションができるし、演出がカッコイイのでとにかく一見の価値アリ。
「2」になって最大の変更点は、俺の嫁、タリゾラ・ナ・ラーヤ改め、タリゾラ・ヴァス・ニーマを口説ける事でしょう!いや、違うけど、違くない。「1」から成人して名前が変わっただけじゃなく、移民船団でも重要な職に就き、言動も「少女」から「女」になったみたいでゾクゾクする。だが、無念、俺のマスエフェ正史は「パラゴン女シェパ」(自称シャーリーズ・セロン似)で一貫してきたため、タリとのロマンスを楽しむには「1」でインポート用の男シェパのクリアデータ作ってからになってしまう。別にインポートしなきゃいいんだけど、気分的な問題で。引き継いだ方が単純にゲーム的に有利だし。

ヴェール被ってるエイリアンがタリ。とにかく声としぐさが可愛い。種族に起因するスゲェ重い枷背負ってるが。


スペオペ&RP(ロールプレイ)好きには極上のごちそうみたいな本作が、日本でほとんど売れない、知名度がない理由はいくつか思い当たる。洋ゲーだし、キャラがバタ臭いし(タリは良い娘!)、日本語版がXBOX360オンリーだし、そこそこハードなSFだし、戦闘が銃撃メインのTPS。そしてなにより前作を引き継ぐ完全な続編だから、よりハードルが高い。う〜ん、もったいない。TPS部分は「Fallout 3」のV.A.T.S.みたいな初心者救済処置がほぼ常時使える状態だし、いわゆる「強くてニューゲーム」もあるから周回プレイしやすくて日本人向けだと思うんだがなぁ。ぶっちゃけ俺は「3」が日本語版で遊べりゃそれでいいんだが。
とっとと一周目クリアしちまおう。恋人はセクハラトゥーリアンでいいや。こいつこんなキャラだったっけ?


Mass Effect 2 発売記念トレーラー