映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!

つぼみとラブのファーストコンタクトで笑ってしまった。スローモーションになって背景が真っ白になるんだよ。コレ、新人と直前の先輩の慣例らしく、「1」のラブとのぞみでもあったし、「3」の響とつぼみでもあるんだよね。もはや宿命らしい。
「フレッシュ」と「ハートキャッチ」以外の変身と必殺技バンクはざっくりカット。1回やったから、っていう判断だろうな。ただし、プリキュア・マーブルスクリューを牽制に使ったり、変身と同時に敵中に突っ込んでく、みたいに映像として面白い使い方をしてる。
序盤、観客である女児を思いっきり泣かせにかかってる歴代ヴィランたちの怪演が必見。マジで怖い。せっかく敵側も個性があるのに、結局最後はオールインワン的な大ボスに収束してしまったのは残念かな。
アクションでは、前回囚われていたので割を喰っていた「フレッシュ」組の活躍が著しい。ていうか、すっかりキュアパッションにメロメロなわけですよ。どうしてくれる。ラブ達の成長がはっきり分かるのも嬉しい。
ギャグパートも冴えてる。待ち合わせしてる友達は何人?と問われたラブが「11人!」と答えて、えりかが「それって何つながり?」っていう台詞が、後でじわじわ来る。
ラブとつぼみとえりか以外はほとんど喋らないので、ファンサーヴィスという意味では大きく減退してしまったが、映画としての質は良くなってる。「1」が全員合流したあたりでダレてしまったのだが、コレはテンションと熱とスピードを失わずに最後までいけた。
特装版の特典映像として、EDのCGダンスがフルサイズで観れるのがたまらん。


プリキュアに、力をー!