スイートプリキュア♪ ミュージカルショー ~ドッキドキ!絵本の世界は楽しいニャ!~ [DVD]

くどまゆと池田彩ちゃんの多彩なコスチュームプレイが観賞できるだけでも買った甲斐あり(;´Д`)
公演時間90分以上あって長めなんだけど、小友が飽きないようにに歌とダンス大盛り。幕間、「W・P・M!」のダンス散々練習させただけあって、演者と観客が一緒に踊る場面が何回も用意してある。プリキュア(気ぐるみ)、小友たちに大人気。そして、小友全力マジ応援。これで立ち上がれねぇプリキュアはいねぇ。
歌はアニメのOP&ED、後はボーカルアルバムからの引用。名曲揃いだが、筋とほとんど関係ない使われ方をしてる箇所もあって気になった。変身してこれから戦闘開始!って時に呑気な曲調で踊ってたり。
トリオザマイナーの名乗り&歌&格闘戦はなかなか見事だからアニメでもやれば良かったと思う。これ以上1話の中でやらなきゃいけない制約増やせないか。ネガトーンの”絵本の中に世界に閉じ込める能力”、プリキュアヴィランって割となんでもありだから、ネガトーンの能力で状況&環境を1話デッチ上げるようなエピソードなんてのも観てみたかったかも。まだ初期メンだった頃に響と奏が異空間に閉じ込められるって話は覚えてるけど、如何せん2人とも囚われの身では困難を打破する過程を捻りようがなかった。


初めて観たのもあるけど、本気でミュージカルやってて驚いた。スーツアクターのパフォーマンスが神がかってる。キレのあるダンス、声優の演技に合わせた動作、モジューレ起動時に中空にト音記号描く動作、変身前と変身後のキャストの入れ替わりの素早さ、変身&必殺技バンクの再現、大立ち回りやバク転ありのアクションと殺陣。あんな重くて暑そうなの着てるのに。コレ相当稽古積んでるぞ。当然か。
演劇では基本的な事なのかもしれないけど、"消えるモノ"の処理が鮮やかだった。響が桃太郎世界でお団子を食べる場面、食べた態のお団子をスカートの中に隠したのがDVDではカメラワークで見えちゃうんだけど、その隠す瞬間、お婆さんが響の前を横切ってるので観客からは見えない周到さ。魔法道具の扱いも見事。ビートが倒されたときに手を伸ばした舞台奥の階段裏にラブギターロッド。リズムは普通に舞台袖に消えて取りに行ってる。メロディが一番芸術的で、敵に倒された時に舞台手前に設置してる照明で見えなくしてる穴?の中に滑るように手を突っ込みベルティエを掴む。同時に覆面ミューズが登場して観客の視線は誘導。背中に隠したベルティエを見せないようにミューズと同期アクション。ラストシーンの割れたペンダントも響役がセット裏の人(恐らく)から観客に見えないように割れてないペンダントを受け取ってる。
スターウォーズの撮影における(光ってない)光刃が起動した状態の剣劇ライトセーバー(後でCG合成するため)と起動してない短いセーバーの持ち替えみたいなもんですな(´・ω・`)


カーテンコールまで歌って踊りまくり。観に行った子供はもちろん、こうやってDVD観ちゃってる奴も大満足なライブ感満載な舞台でした。