映画 プリキュアオールスターズDX3 未来に届け!世界をつなぐ☆虹色の花


ワーナーマイカルシネマズでASDX2、3、劇場版ハートキャッチがリバイバル上映されてるので、どうしても劇場で観ておきたかったASDX3を観てきた。声優の烏田裕志氏が上映館をまとめてくださってるので、行ける映画館があれば是非。3/2まで。http://karasuda.uijin.com/precuremovie.htm
ソフト観た時も思ったが、プリキュア21人名乗りはダレる。ここだけで3分強。各シリーズの口上と変身ポーズを数秒ずつ流してくカット割までは凄く良かったが。ここで映画の流れが完全に寸断される。音楽でのフォローも厳しい。「ASDX」みたいにフルサイズずつは出来るわけない、「ASDX2」のように不公平感が生じるのもマズイ(個人的には「オープンマイハート!」から「ビートアップ!」までを1パッケージした一連の流れは音楽もあって大変気に入ってる)、苦肉の策ではあったと思うが。New Stageでの一度に同じ画面に収める事を想像しただけで胸焼けしそうな28(+1)人ものプリキュアをどう捌くのか楽しみであり、不安。
それぞれに痛し痒しな映画であるASDXシリーズだが、この3で素晴らしいと思うのは、チームをシャッフルさせ、21人のアクションと個性、感情のドラマを形に出来ている事。猪突猛進な赤チーム、パートナーやリーダーが居ないと意外と尻込みしがちな青チーム、いわゆる「3人目」のプリキュアを集めた黄チーム、戦力を分断され最初は息が合わずちぐはぐで苦戦しながらも、団結して窮地を脱出。いざ万全の状態を取り戻したなら、圧巻の戦闘力で苦戦していた相手を葬っていくのも理屈に合ってる。
映画のド頭に偉大な名曲「ミラクルライトよ!勇気を力に」のモチーフが登場して、おや?っと思ったら、巨匠佐藤直紀、別れ→涙→決意に至る「ここ一番!」のシーンに繋がる一連の壮大な組曲を用意しておられました。そして、ここの画面の方を担当したのは我らの川村敏江。激クオリティ。
ゲスト的に大塚健馬越嘉彦田中宏紀が強烈な画面を作ってたり、映画の最後には歴代キャラクターデザイン全員自らによる各シリーズ止め絵が用意されてたり、まさに豪華絢爛、お祭り的な映画、そして「お別れ」「卒業」を予感させる映画でした。やれる事はやり切った。


New Stageは今解禁されてる情報からは、また違うアプローチを試みてるみたいだけど。熊田聖亜ちゃんって「さや侍」の子か?高梨康治アレンジっぽいキラキラkawaiiもわくわくする。

スマイルプリキュア!&プリキュアオールスターズ まるごとブック! (講談社 Mook)

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