輪廻のラグランジェ #7

#7 曇り のち 鴨川
脚本:野村祐一  絵コンテ/演出:五十嵐紫樟  キャラクター作画監督:織田誠

まどかがパンをちぎって投げる動作からハッとさせられる、情感たっぷりのフェティッシュな画面作りでお腹一杯にさせてもらった。
田所とモイドの対面会話のシーンもなかなか良かった。綺麗に盛り付けられたスイーツをあえてぐちゃぐちゃに掻き回して一飲みにする、という脚本なり演出なりの予告。
冬しか存在しない(核の冬?)無彩色に覆われた世界の海で、幼いムギナミが生まれて初めて得た家族の温もりの象徴であるリンゴ、地球の母なる海を雄大な風呂に見立てて生まれたままの姿で遊ぶ3人の姿とのシーンイメージ及び意味性のオーバーラップ、ただダイナミックな情景が気持ちよかった。