ブラック★ロックシューター #7

#7 闇を駆ける星に願いを


マトの弟、母親、クラスメートへのインタビュアーは誰だよ。レンズっぽいフィルターかかってるからマトが失踪後の取材という態かな。まだ2日目で?
今まで完全に分業されていた現実と虚のパートが入れ子のように交互に挿入され、作画による虚の世界も登場したり境目が朧になる。同じく、無感情だったアバターの表情が豊かになっていく。トドメとして、「アバターは喋らない」という観客の経験則と不文律をシーンの流れともども両断に切り裂く、ストレングス(実の神足ユウ)の言葉、なかなか良かった。
「ことりとり いろいろのいろ」に作者が込めたのは、無垢な少女が成長するにしたがって死んでいく処女性のメタファ。全ての色彩は混ざり合っていけば最後は必ず黒に行き着く。何者にも犯されない、黒色の普遍と不可逆性にマトは純粋さを見出して憧れた。その気持ちが「悩み」や「執着」を憎む心と結びついて殺戮者B★RSとして顕現した。「★」はマトが服、自室のドアや壁のタペストリーにあしらってるお気に入りの記号、では、「青」に込められた思いは?
時間ないから余計な問題は最終回前にどっか捨てとこうか。虚の世界は現実の少女たちが精神をシェアするクラウドネットワークのような世界。アバターの能力特性や虚実への干渉可否は個々の才能ってことにしとくか。サヤちゃんがやりたかったのは実のユウ(虚のSTR)がB★RSに狙われるまでの時間稼ぎ、及び狙われる可能性を減らすため、現実の少女たちに負荷を与えて虚の世界に新たなアバターを送り込むこと。その中に強いのがいればなお良し。サヤちゃん関係ないカガリはたまたま特異な能力と状況が成立してた、と。入れ替わったSTRはサヤちゃんが面倒見てたと思おう。こはっち先輩のリアクションも本当は「虚の住人」だからと納得しよう。あと説明されてない事で気になるのはマトの記憶のユウとの食い違いかなぁ。誰か来週までに説明してくれ。
マトすけが大好きなユウ(感情が芽生えた実のSTR)が良い子すぎて、相対的に実のユウがヒールとして申し分ない。指導者失格なサヤちゃんもそういうどうしようもない子の唯一の庇護者たらんとするかすかな善性によって愛着が持てる。
実虚が一体となってアバターが超常の力を発揮するなら、願いを念じて甦ったデッドマスターにも可能性がある。花澤、阿澄という2人のカナの頂上戦争に、マウスの一番★(そうなの?)沢城みゆきが殴りこみだぁー!好き勝手いうけど、なんだかんだでいつもあんたを頼りにしてんだぜ、みゆきち

インパクトのド直前の対照的な表情がクール。