映画プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち


ネタバレあります注意。
















場内満席、大友そこそこ、小友満載、考えられる最高の環境で観賞させていただきました。観客の子供が全力で応援して、ライト振って、ダンスを踊るってのまで含めて劇場版プリキュアの醍醐味でもある。なんて勝手な事を抜かす。印象的だったのは、ドキドキ変身バンクの「L!O!V!E!」を妖精に合わせて連呼してたこと。そうやって応援するのか!
まさかの初代大活躍。って、長尺のアクションと声付きってだけだが。とはいえ、初代組の女を捨てたキレキレの小川アクションが観れて感激した。
前提知識として。オールスターズと銘打ってはいるものの、前回「NS」から、登場する全てのプリキュアに見せ場を与える事を諦め、現行放送と一期前のプリキュアをメインに据え、ゲストキャラのドラマを重視したシリーズへと移行してる。今回もそれは顕著で、声ありで登場するプリキュアは、スマイルチーム、ドキドキチーム、初代組、パッション、ビート、そしてブロッサム&マリン、以上16名のみ。ブロマリについては、初プリキュア演出だったゆえか、小川監督思い入れがあるのかな。映画の最後の最後でマリンを見つめてたらちょっとだけ幸せになれます(*´Д`)
姦計にハマったとはいえプリキュアが真っ向勝負で完敗し、ドキドキを除くプリキュア全員が結晶化されてしまうヒッポリト星人という、*1結構ショッキングな場面があって、泣き出してしまう子供も散見した。上映時間のちょうど半分ぐらいで、それまでの暗い展開のフラストレーションを解消する、ようやく駆けつけたドキドキチームの変身シーン、重低音がよく効いた「プリキュア・ラブリンク! 」がかかってシビれた。映画自体のコンポーザーは高梨康治。従来のシロップの御役を頂戴したかのようなポップ&キャンディの登場シーンでかかった曲がめちゃめちゃカッコよかった。
前回のゲストキャラであるキュアエコーが登場しないってのも含め、この映画から観始めても、置いてきぼりになる子が出ないよう、よく配慮された映画だった。個人的には、続編であるのだからエコーが登場しても良さそうな気はしたけどね(;´`)たった一人の友人、友軍、小さな勇気が、大きな困難や闇に対抗できる力になり得るというテーマは、今回のゲストマスコットのドラマ、映画の筋、プリキュアそのものの在り方に通底してて、恥ずかしながらグッとくるものがあった。
興行上の諸所の事由を鑑みて、今作は1本の映画としては何も間違ってない。が、良い歳こいたファンの端くれとしては、せっかく集まったプリキュア同士の絡みももっと観たかったかな、ってのが本音。全員出す、って鎖から解き放たれたAS映画は先が読めなくてハラハラさせてくれるので楽しい一面もあるのだけどね。ひとつだけ注文をさせてもらうと、ちゃんとした笑いの場面を作って欲しい。「NS」ではちゃんとそれが出来てて、いくつか生笑いしそうになったシーンもあった。
黒田、小川と若手が続々と監督デビューしてるから、次は田中裕太氏に期待?


戦利品。

したじき。

クリアファイルセットA。
セットBは売り切れでした(´・ω・`)

*1:初代劇場版のプリキュア同士のガチのシバキ合いに通ずる