STAR DRIVER 輝きのタクト

6.王の柱


想い人だったら「あのひと」呼ばわりはせんわな。
今まで内面描写がほぼゼロに近かった(じゅんじゅんだけに)スガタの背負うヒロイックと、「島を出られない境遇」という共通項を持つワコとの関係性が披露される。後半のアクションも良かった。ヘッドの「戦闘描写無しか…」は自虐か?
壊れた時計を直す→凍結した現状を打破するというメタファだとは思う。サイバディのゼロ時間からの脱出が綺羅星十字団の悲願。イヴローニュ(委員長)の当面の目的はやっぱりワコと部外者タクトをくっつける事。恋が育つのを待つという普段からは想像できない程いじらしい戦法を取っているわけだが、今回のは結果オーライだったんだろうか。ヘッドのスターソードで破った気多の巫女の封印、皆水の巫女であるワコには通じない理由がある?
どっかから帰ってきた?奴がヨソモノ憎しで暴走。スガタがアプリポワゼせざるを得ないよう追い詰めるための回だけど、持って行き方がちょっと乱暴。一応タクトのせいで、という構造。
サカナちゃんの話が示唆している事をマジメに取ると、不老不死→誰も侵されざる存在だったスガタは、神性を失ってやっと人間の舞台に降りてきた、という事。うん、今まで意図的にストーリーを進ませてなかった分、相対的に面白かった。