STAR DRIVER 輝きのタクト

7.遠い世界


久々の綺羅星十字団総会。2話でのヘッドの台詞を信じると、寮長ベニオはスガタに惚れている、ベニオの表情の直後にクローズアップされたニチも同じく?さすがは王。
「いいえ、それでも私は彼らに期待しているんです」夜間飛行部長の台詞は一人芝居じゃなく、副部長と話していたと考えるのは深読みしすぎか?タクトが入ってきたら真っ先に反応したし、俺はあのキツネを侮っていない。
ほとんど台詞のみで構成された部長とタクトのシーン、切り返しと構図と絵の演技と劇伴の盛り上がりがなかなか見せる。会話の内容は2人じゃ上手くいかない、3人でなら希望も、って感じなんだが3人で居た回想が初対面の食事シーンしかないってのは明らかにこれまでが描写不足。綺羅星十字団側に注力してた痛みが出てきた。うーむ。
戦闘時に掴んだ手のひらの中で目覚めるスガタ、ラストの緊迫感はかなりのものだった。スガタの元々の性格の情報がほぼゼロなので、ベニオの能力の発動なのか判断がつかないのは作家の計算なのか、なんなのか。1話冒頭のように、この目力に現れる二面性こそがスガタというキャラクターの原質だとは思う。