THE IDOLM@STER 2 総感

1周したので。
書いておかなきゃならない悪いところ、不満点。
・最大のマイナスはもちろん、プレイアブルキャラだった4人のP不可。救済処置が用意されてない以上、払拭できないでしょう。ゲームのボリュームDOWN以上に、ファンの心証へ与えたダメージは大きい。ていうか、なんでこんな可愛いいおりんを俺がP出来ないのかって話だよ。
・ステージ鑑賞前に、曲のパート分け、カメラ位置の事前指定が出来ない。本編では省略してもいいプロセスだが、S4Uでは残しとくべきだった。特にカメラの位置は、手動だと、どうしてもぎこちなくなる。
・個人的な趣味なんだが、選曲の是非、各自の持ち歌の差。貴音と響は既存曲、真美の持ち歌が「Do-Dai」というのも、ドーダイ?彼女らもMS、MA2の持ち曲があるんだから、一考して欲しい。アケ曲が全滅してるのも寂しいが、竜宮組の曲がないのも非常に寂しい。律っちゃんの「いっぱいいっぱい」なんかライブでのキラーチューンなワケで。
・オンライン対戦が廃止されたのも痛い。プレイ人口が少ないから、って理由だったと思うが、シングルキャンペーンとは別に、対戦オンリーのマルチプレイも残しておくべきだった。オーデのシステムが一新されて対人仕様としてはどうだろう、というのは置いといて。
・アーケードだった名残か、相変わらず常時オートプレイな会話表示。止めさせろって。
・注目を集めたクインテットステージに対応するのは4曲。これからDLCが増えるかもだが。ガミPが紹介する時にあんま自信無さそうだったのを思い出した。


そして評価点。
・進化したセンシティブトゥーンと新型エンジンによるステージ演出。といっても、この分野が誉められるのは「確定事項」なので、あまり気にしない。
・プロデュース開始前に、各キャラのショートPRムービーが再生できる。知らない人も、知ってる人もこういう細かい演出は嬉しい。
・ゲームの全体的な挙動が軽くなった。オフラインオーデの意味不明な待ち時間が無くなった。
・レッスンとオーデの難易度が激減した。結果的にテンポアップに。
・フォトとビデオが各50個ずつ保存できるようになった。最初からそうしておけ、と思わなくもないが、とりあえず進歩だ。
・S4Uを搭載したのは正解。これだけで1日潰せる。あ、声援ゲームはないよ。
・従来はリアルマネーを投入する事でしか入手出来なかったエクステンド衣装が、ゲーム内通貨で購入できる。もちろん通常のDLCは売るだろうし、コレを良い点といっていいのかどうかは知らんが。ドリクラZEROの偉業に改心したんだろうか。いや、ないか。


ストーリーとコミュは、過大な期待をしなければ大丈夫。元々、アイマスってそういうゲームじゃん。(マジに)苦労して1年付き合っていく内に胸熱な気持ちや愛情が生まれてくるわけで、向こう側から接待してくれるようなゲームじゃない。こっちがスキル磨いていかないと、いつまで経っても底辺から這い上がれない。それでも「1」よりは難易度低いと思うけど。トゥルーENDの条件は断然「2」がキツイが。ちーちゃんや雪歩のテンション管理から解放されただけでも、俺の気は楽だ…。
リライタブルカードを用いたネットワーク対戦ツールとして設計されたアーケードを下地にした前作「1」を、CS用のオフラインシングルプレイ用に再チューニングしたのが「2」。当然プレイ感覚はだいぶ違う。「1」はレッスン出来る回数(上げられるLv)、コミュが出来る回数(思い出ボムの数)、受けられるオーデの回数(ファン人数)から大体の数字を概算して到達できるランクが決まるから、結構ガチガチなスケジュールになりがち。「2」もスコアタ狙うなら同様に計算は必要だろうけど、「ブレーク」「リバイバル」みたいな不確定な要素があって、読めない部分が楽しい。「倦怠」「らぶすね」「喧嘩」時みたいな波乱と困難の先に「4人」で勝ち取った感動と栄光が待ってる。それだけに、Pできない娘がいるのが本当に無念。
何はともあれ、「2」がハリボテだけのダメゲーじゃなかった事は救い。まだまだ「ときメモ」あたりの完成度には及ばないけど。(最新作「4」の見事なゲーム性は痛く感心した)これからも、ノベル主体じゃない意欲的なギャルゲーはどんどん登場して欲しい。そしてそれがアイマスの続編、後継作なら言う事なし、ってところ。


ジュピターの事をすっかり書き忘れてたが、書ける事がないんだよな。薄い。みんな身も心もイケメンだってだけで。アイマスGirl's Side?実現できたらいいね。スゲェ壁は厚いと思うが。