STAR DRIVER 輝きのタクト #24

24. ひが日死の巫女

ウヒョォォォォォォー、ゾクゾク来るような回。
いつものように教室に主役3人が入って来るだけの場面なのに、ケイトやカナコの表情の理由を知ってる観客には、異様な雰囲気に感じられる。同様に学園長と担任の先生を交えての昼食、ワコとケイトの会話といったシーンでも、人物が秘めた真意のシニカルやペーソスが効いてる。
スガタを想うからこその讒言だけでなく、ケイトの側からしてみれば、ワコが言外にスガタの命を人質に、ケイトの意思や行動を阻害していたのは、一面では真理なんだろうな。スガタが彼女の幼稚な意趣返しに手を貸すのも、玉座に就いたのも、ケイトと、恐らく彼女以上に一生巫女の掟と島に縛られるワコを救うため。男になろうとしてる男を越えるなら、タクトはとにかく無理やりにでもワコを奪い去っていくこと。主人公としての面目を保つならこれぐらいしかないはず。好きな女にカマかけてる場合じゃない。
神々の黄昏の到来に備えていたカナコ奥様はさすがですな。