へうげもの #1

1.君は物のために死ねるか!?


冒頭、ゲヒ殿にdisられた2人は、柴田勝家丹羽長秀
原作ファンとして言えるのは、ただただパワー不足。テーマは地味だが、同じくモーニングで連載してた「蒼天航路」ばりに劇画のダイナミズムとスケールを強調した作品なので、映像化する苦労は並ではないと思ったが、演出が平板。原作未読者楽しめただろうか?それならいい。
力也さんの信長はともかく(金きり笑いはさすが)、江原さんの秀吉までもカッコよすぎる。今作の秀吉像は好きだけど、江原さんがどこまで表現してくれるのか、気になる。そして宗易が田中信夫さんか、素晴らしい。以後、魅力的な登場人物がぞろぞろ登場するので、見守る。
間違っても、「蒼天」アニメの轍だけは踏んでほしくない。それだけ。


へうげもの名品名席 第一回 唐物茄子茶入「付藻茄子」
(からものなすびちゃいれ・つくもなすび)


本編終了後の5分番組。本編以上に息を呑んでしまった。信長や秀吉が手に取ったと聞けばな。器気に負けとる。大坂落城後に大捜索されたとか、内部のスキャンによって割れた後破片がつなぎ止められていたのが分かった、という話も興味深い。今作の家康からは考えられないようなエピソードだが、漫画の方で使われたりするのかな。その頃には、「へうげもの」自体が終わってる気がしなくもない。