スイートプリキュア♪ #9

9. ハニャニャ?奏に足りないものって何ニャ?


加音町ってずいぶん斜面が多いな。響と奏太とアコちゃんが登ってきた階段って、6話アバンで、ひびかながアコちゃんに「邪魔」って言われた場所だよな?小学校へ行くには登ってから更に下る、中学校はその逆方向。7話で音吉さん自転車を追ってた場所も凄い坂道だった。Aパート始めとかによく出る俯瞰カットでも、時計塔がエラい高い位置にある。あそこからスタートして海にまで下ったんだから、奏が足くじくのも分かる。生活してる人間は不便じゃないか?どういう美術設定してんのか見てみたい。


袋に詰まった大量の音符。一挙に奪還される可能性があるのに溜め込んで保管しとかなきゃならん理由があるのかな。プリキュアとバトルに発展するのは、たまたまバッティングした1個の音符だったのかい。いちいちネガトーンにする理由もちょっと分からないんだよな。両陣営とも、猫が一番働いてないってのが可笑しい。
誰かに何か聞きたい事がある時には、必ず手作りケーキを持参する奏さんが如才ない。
相棒が食べるのも運動するのも苦手なのを熟知しつつ、ひとまず付き合わせてみるという、従来のピンク→ホワイト一家への思いやりとはズれた2人の関係がちょっとジンとした。
善戦、にはほど遠いが、前回のようにサンドバッグに終わらないネガトーンの意匠、ベルティエ発現の理由付けと合わせて良かったね。リズミカルなアレンジ劇伴のバンク、最初と最後以外はほとんど同じ構成だし、「2人は似たもの同士」ってのを貫く姿勢みたいだ。
料理をする響やランニングをする奏、仲違いするマイナーランド勢など、新鮮なイメージが特盛りな回で見応えがあった。4話も担当した伊藤睦美さんは、ラストのどんでんオチを好まないタイプみたいで、仲良しのままのクロージングが程よい印象を残してくれた。こういうので良いんだよ。