うさぎドロップ #1

1.りんどうの女の子
脚本 岸本卓 絵コンテ 演出 亀井幹太 作画監督 山下祐


初回がガッツリ葬式。
サラリーマンが20以上歳が離れた叔母を引き取るという。これは少女の内からツバつけて熟したら摘み取る的な事でよろしいか?ってゲスな視点しか持てない俺にこんなシチュは回ってこない。
りんの寂しさと見知らぬ親戚に囲まれたいたたまれなさ、ダイキチの感情の流れが細やかに表現されてて好印象。下手したら超下品になりそうな題材でこの品の良さは凄い。りんがダイキチになついた理由のひとつとして、ダイキチの顔が死んだ爺さんに似てたってのもおかしくて良い。
近況を聞かれ、好き勝手な事を言われる、鬱陶しくて可愛くない甥っ子、姪っ子、微妙な距離の取り合い、親戚の集まりのなんともいえんあの感じまで再現されてて、複雑な気分に。
サラッと爽やかな作風なのに、薄皮一枚めくればドロドロに赤いモノが出てきそうな設定に少し吐き気を覚えつつ、興味本位で観続けたい。