フレッシュプリキュア! #34〜39

LC・GF習得のための特訓回は大いに脱力してしまったんだが、バンクも曲もカッコイイので文句無し。作中最大級に謎の存在であり、困ったら泣き姿を出しとけばそれだけで危機の演出になるという最強キャラ、シフォンの正体が判明、美人で冷酷な女幹部ノーザの登場と併せてフィナーレに向けて盛り上がってきた。


39.ケンカは禁止?沖縄修学旅行!!
脚本 成田良美 演出 松本理恵 作画監督 青山充


ラブとせつなの学校が修学旅行で沖縄に。沖縄情緒の背景美術が美しい。
この甘酸っぱさと溢れるウエスター愛は黒田さん、と思ったら松本さんだった。ギャグ成分多め?「いまさら沖縄フェア」に笑った。(この回が放映されたのは11月)とにかく、この変幻自在のコンテはやっぱり楽しい。
多彩な表情付け、大輔の妄想がモノクロフィルム調になったり日常パートも相当良かったんだが、とても書ききれないのでBパートから。青山作監に加え志田直俊も参加。ピーチ変身後の戦闘が志田さん担当だと思う。ポージング、四肢の描き方、アップになった時の顔の描き方に個性が見出せる。留守番となった美希たんとブッキーの合流のさせかたが出色。電話で今いる場所を告げた美希ブキがフレームアウト、画面外のアカルンワープで登場したせつなと一緒にずかずかとフレームインしてくる、構図とともにキャラクターの表情と演技も面白い。今度は1人はぐれたピーチの合流時、大ジャンプしたシーサーの風に揺れる尾の後ろから、満月の月光を背負ってピーチが現れる。同じ松本演出の22話でも相似が見出せるこの構図は非常にカッコイイ。一瞬のカットだけど、バーベキュー串を食べるラブの顔って「ASDX2」前半のジュースを飲むえりかでも観た記憶がある。(「ASDX2」のコンテは大塚松本共同、青山総作監)
未就学児向けということでデリケートにならざるを得ないラブと大輔氏の淡〜いロマンスをピーチとのツーショットで実現してあげる優しさもいいが、ウエスターさんが未だにパッションの事を「はなせ、イース!」と呼んでるのが、妙におかしく、人間味を感じた。西さん好きだわ。
(追記)大輔役の新垣樽助さんは沖縄県出身だそう。作中の台詞は伊達じゃなかったって事。

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