スイートプリキュア♪ #23
23.ザザ〜ン!涙は世界で一番ちいさな海ニャ!
脚本 米村正二 演出 田中裕太 作画監督 高橋晃
セイレーンが嫌だって言う「セイレーン呼び」を執拗に続けるハミィにお咎めがないのは、カカロット的なことか?
正直かなり楽しみにしてた、12話以来の田中演出。
ここらへんは4話(山口共同演出)でも見せた劇場チックな演出。
まず奏登場。
響がこんなとこから顔だして
奏の後ろに
ハミィたちが居ました
エレンも入場
ここ意味わかんないよね。響が落ち着きなさすぎて。
響たちの
後ろにエレンが居た
孤独な2人
田中氏(か高橋作監時の原画師か)このハミィの顔好きだよね
この能面のような顔から感情を読み取るのは難しい
顔の無いモブとエレンたちと赤信号
親父の鞄から猫のぬいぐるみ
マモルの猫好きは冒頭に示したとおり
父親の真意が分かった2人
赤→青信号に変わる。
別に変わったことはしてないけど、キャラクターの感情の変移の表現を堅実に積み重ねてる。
プリキュアシリーズ(というかハトとスイートだけ)でしか知らないし個人的に「そんなに…」な印象だった米村脚本だが、演出と一体となるとこんだけ威力発揮すんだな。
なにゆえ唐突にマモル少年が登場したのか。そこに米村脚本の狙いを感じる。町医者だったパパが、船医として船に乗り込み1年も帰ってこない事へ不満をぶつけるマモル。
「パパだって、マモルと一緒にいたいさ。でも今、その役目を出来るのはパパしか居なくてね。パパが行かないとたくさんの人が困ってしまう。パパは医者として、それは出来ないんだ」
いうなれば、平和のための犠牲であるプリキュア業を辛い思いしてまで少女たちが続ける理由を、「他に出来る奴がいないから」と米村が捉えてるとも読める。実に男の子らしい、カッコイイ解釈だと思う。バートン版のキートン@ブルース・ウェインばりにカッコイイ。
「…まもりたい…。わたしが今まで壊してきたもの…友情とか、愛情とか、信じる心…そう!心の絆を!私はもう、二度と壊したくない!そのための力が、その資格が、この私に、あるというのなら!わたしは…プリキュアになりたい!」
この長尺の口上とOST1-28「プリキュアの使命を胸に」変身バンクに挑むエレンはまさに主役。
「心のビートはもう、
ちょーきゅーーはおーー!!今回一番ビビったのがコレ。たぶん、田中氏のおフザケ。境SDがコンテチェックしてて大笑いしたらしい。
バリアに
飛び道具。追加戦士はこれぐらいやった方が良い。
戦闘終了後の仕草も演奏を終えたみたいな感じ。
日常芝居に、バトルコンテ、丁寧且つ非常に濃い口で大満足。