THE IDOLM@STER アイドルマスター #7

7. 大好きなもの、大切なもの
脚本 土屋理敬 絵コンテ 舛成孝二 演出 高橋正典 作画監督 山口智


「もっと努力する事ね。そしたら…次も呼び出してあげるわ」

抵抗不可能すぎる殺し文句。

舛成孝二アイマスP、どころかライブイベントで関係者席じゃなくて客席でサイリューム振ってるなんて知らんかった。まさか居ると思わねぇし今後も探したりしないけど、そういや似てるなぁって人は何回か見たような記憶が…いやいや。今回担当したって事はやよいor伊織Pなのかなぁ。
美少女をシチュエーションに放り込んで芝居させる大家だけあって、至極真っ当な萌えアニメとして良い出来。生活感の描写でやよいの人となりを、背景美術だけのカットで情感と時間経過を表現する手法も見事だった。冒頭の豪邸で困ったちゃんする水瀬家末っ子のいおりんが高槻家と家長やよいの生活ぶりに触れ、長介との描写も重ねる事で互いに誇りを再び揺り動かされる、キャラクターの感情の偏移もメリハリがあった。
高槻家に御招待、ってエピソードで選ばれるのは大抵、やよいが敬称を付けない「→伊織ちゃん」「→亜美、真美」が呼ばれるのが常だったのでちょっとだけ寂しい。ヤキニクマン観ようとしてうっかりブレーカー落としちゃうなんてのはまさに亜美たちの行動でしょ。別にガナハーに含むところは何も無いが。
使われた楽曲「キラメキラリ」は発表以来、未だにライブで観客のボルテージを一気に最高潮まで持っていくやよいの最強キラーチューン(反射的にUO折りたくなる)。「おはよう!!朝ご飯」も合わせて、個人的にアイマス界隈が最も賑やかに光り輝いていく時代を想起させられて形容しがたい気持ちになった。メカ千早とか懐かしすぎる。



もやし祭りとはいえ、やよいっちが夕飯に2300円も使うわけ無い、特製ソースは高槻家の調味料でやよい謹製、売れ残りのゴーヤと人数考えても500円以内だろうな。コウゾウのミルクが一番単価高かったに違いない。

日の落ちない時間から飯の用意するのは弟妹全員の空腹のタイミングと時間の節約を考慮したもの。ヤキニクマンが放映してる時間帯を考えると、17~18時くらいか。

調理してる間も家事、子守りは休まない。

後片付けも済ませて、ロクに食べてない長介のためにもやしを取って待っているやよいっちは既に母親の視点を獲得している。こういうねーちゃんに対して長介が抱く感情、半日弟妹の相手をして疲れ切った伊織&響、これを日常にしているやよいっちの溢れるバイタリティも説得力があるよね。

いおりんとかすみの気が合ってそうな描写がほっこりした。765プロからデビューします?