輪廻のラグランジェ #5

#5 鴨川に来た男



ムギナミが兄と慕う敵対勢力の首魁は、ラフィンティが夢に見るほどに遠く淡い記憶の中に居るあの男の人。相関からムラムラする展開どおりに、朝食、野球、そしてジャージ部活動と、皮肉たっぷりに挑戦的すぎるムギナミとラフィンティのエージェント同士の直接対決が続き気分が盛り上がる。
蚊帳の外の主人公格たるまどかといえば、たまたま巻き込まれた星間戦争の舞台が地球は日本鴨川である事への憤りではなく、ひとつ屋根の下で暮らす同志の仲違いやムギナミへの侮辱といったマイクロレベルにまっすぐな怒りを示す事でむしろエピソード中の存在感は増している。
憎悪を一身に受けた早乙女アルトヴィラジュリオの真意も明らかであり、印象も損ねていない。
キャラが回って楽しいんだが、話をどこに持っていくのかまだ検討がつかない。とりあえずは、かやのんの七色セラピーに身を委ねていたい気分(;´Д`)