輪廻のラグランジェ #6

#6 風と火と水と鴨川と


鴨川エナジーとかカーラーつけたままブリーフィングとか間接キッスとか、糞どうでもいい事に労力使うね。
戦闘シーンは迫力あるけど、もうひと味ふた味。携行兵器を最初から搭載してないというネタがあるんだから、(理由は、ハードポイントの問題とか地球製の技術との齟齬があったとか)空中で受け取るタイミングや抜き身を放つ瞬間とか、演出や台詞にケレン味やハッタリがあればなお良し。
今作の美点は、やはりまどか。従姉の気性と調教の成果から、傲岸不遜、直情果断な性格が育まれたのは想像に難くない。主人公ってのは、こういうキ○=○マトばりにべらぼうに頑健で鬱陶しい方が良い。だがこいつの双肩に地球の命運が懸かってるとかだと、嫌だな(笑)
徹底抗戦と謳うが、通常兵器では歯が立たないデメトリオ側への唯一の対抗手段であるウォクスシリーズは、最近まで1体は変形できないポンコツ、後の2体はパイロットすら居ない状態だったのに、そもそもファロス側にまともな対応策があったかは疑問。また、不確定要素だらけの戦場で、ヴィラジュリオが何をどう狙ってあの事象が引き起こされたのか分からん。ムギナミを本気で殺しにきた意図も。
もうひとつ、余計なことだが、今作をよほど注意して観てる観客ですら、メカの名前をちゃんと覚えてるか怪しいのに(んな事ぁーねーか)、ヒロインたちはまた別のあだなで乗機を呼んでるって無駄なプロセスが気になる。せっかく名前があるんだから、そのままアウラ、リンファ、イグニスって呼べばいいのに。


糸目のオブザーバーが、状況をコントロールしきれなくなるあたりから面白くなりそう。