THEATRHYTHM FINAL FANTASY シアトリズム ファイナルファンタジー(3DS)

シアトリズム ファイナルファンタジー - 3DS

FFシリーズの音楽を使ったリズムゲー。つまり、オールドゲーマーを全力で釣りに行ってる糞企画。だが、ノビヨさんの曲に比べてファンに顧みられることが少ない(と思われる)浜渦さんや崎元っつぁんの曲が広く知られるチャンス！
スタート画面の「メインテーマ」ぐらいはまだ普通、名前入力画面からいきなり「王都ラバナスタ」だぜ、おい。パーティ編成画面は「セッツァーのテーマ」だ！テンション上がる。
遊んだ分だけ「リズポ」という指数が貰えて、モードや楽曲、コレクション要素が解放されていく。プレイのモチベーション上げにはもってこい。もうひとつFF的な要素として、パーティーメンバーを歴代シリーズのキャラから選択、経験値を得てレベルアップや、プレイを有利にするアビリティを覚えたりアイテムを拾ったりする。イベント曲の背景には、各シリーズのプレイ画面やプリレンダムービーが映されたりして眼にも楽しい。プレイに忙しくて観てる暇ないが。
収録楽曲の数。まず基本的なゲームプレイである「シリーズモード」で、OP、ED、戦闘、フィールド、イベントと場面ごとにジャンル分けして、13までのシリーズごとに5曲ずつがリズムゲーの対象として遊べる。さらに、１度プレイした楽曲で遊べる「チャレンジモード」に追加されるアンコール曲や、難易度の高い「カオス神殿」に追加される楽曲も合わせると全貌が見えないぐらいには収録されてる。コレは凄い。選曲の是非は人によってもちろん違うだろうが、俺の好きなナンバリング作品に使われてる楽曲で、ファン人気が中でも高いと思われる「ゴルベーザ四天王とのバトル」「4つの心」「ビッグブリッヂの死闘」「ティナのテーマ」「仲間を求めて」「サンレス水郷」「閃光」といったあたりはデフォルトで押さえてるので、どのナンバリング作品のファンもある程度期待して良いと思う。
さらに、リアルマネーを払ってチャレンジモードにDLC曲を追加できる。1曲150円、3月7日まで期間限定で100円になってるので、早速DLしてしまった。「最後の闘い(4ラスボス戦)」「Ride On(8飛空艇ラグナロク)」「宿命への抗い(13バルトアンデルス戦)」好きな曲だとスコア伸びるな(*´Д`)

ファイナルファンタジーシリーズの曲を使った音楽ゲームってだけに留まらず、各シリーズのキャラクター、発売当時のゲーム画面、音質といった「空気感」の再現を目指した、ファイナルファンタジーアーカイブスとでも言えそうなぐらいに、シリーズを包括的に網羅している。オールドファンならもちろん、過去のシリーズを知らない若い人たちに、俺たちが味わった、音楽、ゲームプレイの感動をちょっとでも触れて、理解して欲しいって意味でもオススメしたい。快適にプレイできる環境がないなら、無理に過去シリーズを遊ばなくても、って思うしね。新しいファンには、新しい感動と思い出を自分達で見つけて欲しい。そうしていかなきゃ、俺たちが夢中になった、現行プラットフォーム最高のバジェット、最先端の技術、唯一無二のゲーム体験「ファイナルファンタジー」じゃないし。