ドキドキ!プリキュア #5

#5 うそ!キュアソードってあの子なの??
脚本:田中仁 演出:芝田浩樹 作画監督:なまためやすひろ


ヒロインたちにも敵側にも正体が割れてるキュアソードより、マネージャーが凄い気になる件。神の視点の観客には示されてるけど、それでもビビる。
作劇の都合とはいえ、出演者のトップアイドル放っといて怪物から逃げるTVスタッフ。ジコチュー、とまでは言えないか。
前回使った防犯カメラネタの天丼じゃなく、推定有罪から攻める入り方が面白かった。屈託無く権勢を行使する御令嬢の、ややもすれば「何このイヤな女」って抱かれがちな印象を、マナの突飛な行動力や六花のドツボを粛々と受け入れる様子を挿んで綺麗に回避してて、なかなか知能犯だった。
ラストの握手会で、直接的な表現を避けつつ、秘密を共有するもうひとつの仲間としてエールを送るマナがナイスだった。エエ子やないか。まさに優等生。
技量か素か宮本佳那子のどこか朴訥とした演技も、かえって真琴の浮世離れした神秘性、他3人との立場の違いや心理的な距離を感じて、よりキャラクターにハマってるように思った。気にすべきは、敗れ去った国の孤独な戦士が何故この人気稼業をやってるのか、って事。


六花ちゃんは、前回からどこかに置き忘れたメガネを早く見つけてきて欲しいです。