銀河機攻隊マジェスティックプリンス

#1 出撃
脚本:吉田玲子 コンテ/演出:元永慶太郎 作画監督:平井久司


前線基地に配備されているものと次元が違う高性能のワンオフ機に乗る訓練してんだから、ただのボンクラではなく能力も知性もある程度優れてるんだろうけど、「他の適任者を差し置いてそいつが乗らなきゃ行けない理由」ってほとんどのロボットアニメがフォローしてる部分すら気になってしまう。あと敵側に魅力もミステリアスも感じられないのが痛いかな。ひときわ好戦的な奴が画面の前面に出てて、ひときわ楽天的で仲間に悪感情を持ってなかった奴がリーダーに抜擢されたあたりは巧い、と思った。
女教官が舐めたロリポップを欲しがるメガネへの畳み掛ける罵倒カットインや大食巨乳の躍動といい、非戦闘パートの方がテンションが高くて面白い。元永監督の最高傑作はやっぱり「おちんこ」だと思うし、緊張感が肝の戦争モノやらせるのはどうなんかなぁ。と失礼な事を書いとく。面白い時の監督は本当に水を得た魚なんだよなぁ。地球光をバックに模擬戦のシーンは音楽も合ってカッコ良かった。