ドキドキ!プリキュア #16

#16 レジーナ猛アタック!マナはあたしのモノ!
脚本:成田良美 演出:いなばちあき/小川孝治 作画監督:高橋晃


「みなぎる愛!」は伊達じゃなく、親友の仇敵の眷属にすら宥和政策を貫くマナさんは矛盾が無くてヒロインの鑑。そのせいで生じたまこぴーの態度に傷つく姿も愛らしかった。画面は文句なし、特にコロコロ変わるキャラクターの表情が魅力的で、マナとのデートやアイちゃんとの邂逅を通して、ちゃんとレジーナへ観客の愛情が生まれるように配慮が感じられた。レジーナ側の「マナが欲しい」という動機付けが弱い気もするが、女の直感が働いたと思っとくか。ラスト、「友情」の記念碑であるアイスを食べながら、拠点のボウリング場で、夕日の差しこむソファに座ってるレジーナが印象的だった。
「ゴメンですんだらプリキュアは要らないわ!」ってな六花さんの名言が気持ちよかったな。「ややこしい事」と断じて、大人の対応をするありす嬢もさすが。結果的に2人の行動が感情の緩衝になって、とりつくシマもなかったまこぴーの心が氷解する、見事な配置だなぁ。
「ラブリーフォースアロー」がステキなバンクなのに、俺の視てる放送だと毎回画面が暗くなっちまう。なんか問題あるのかな?