ローゼンメイデン #3

#3 真紅の目覚め


ローゼンメイデンを視聴する事自体かなり久しぶり。最初にスーパーダイジェストを放送してくれたし、閉じたパラレルとかリブートとかじゃなく、純然たる続編と考えていい?現代より2世紀後に生まれる玄孫からドラ猫ロボットが送り込まれてきたみたいな事例?時空を飛び越えるギミックは元々あったもんだろうし(正直設定覚えてない)、無気力な青年が過去の自分からのSOSには必死になるってシチュはそそるもんがある。
現実が疎かになっても材料を買い集め、徹夜でドールの服を縫う逸脱した行為が、長く向き合いたくなかった過去との対峙としてちゃんと描かれてるし、起きしな往復ビンタによる邂逅はロマンティックですらあって素敵だったんだけど、惜しいなって思うのは、あれだけ一生懸命ボディを組み立てて(パーツとして送られてきたモノだけど磨くシーンが良かった)ハンドメイド然としてたのに、最後の仕上げが魔法になっちゃった事かなぁ。頭部分が失われてたから仕方ないとはいえ。全然ドール作りの事知らないけど、毛髪と眼球って、いわばそのドールの個性を決める大事な工程じゃないのかな?原作からしてそうなんだろうけど、悪意によって用意された大量のフェイクの中から本物を見つけられたのが「偶然」ってのもロジックとして弱い気がする。それが愛だ、って言われたら黙るしかないが。
俺の雛苺が帰ってくるなら何も文句ないんだけど。ちょっと絶望的な感じ?