ドキドキ!プリキュア #26

#26 ホントの気持ちは?六花またまた悩む!
脚本:米村正二 演出:田中裕太 作画監督:小松こずえ



さすが米村正二、アクションまでの流れが自然な整ったプロットに適度な息抜き、エース(正論)と対峙する六花と仲間たち、記憶を取り戻したイーラのリアクションを通して「ジコチュー≒人間についての表明」ってテーマも盛り込み、最近回と構成は変わらなくても説教臭を感じさせない。この人がたまに書く「プリキュアの在り方」についての話は、本当にカッコイイ。「明日は私とデートしよう」なんてちょっとした台詞も気が利いてたな。
工夫、遊び心が溢れてて演出、作画ともに見応え充分。ダイヤモンドの決め台詞挿入タイミングが完璧だった。六花を裸足で砂浜を歩かせたのと、感傷を捨てて夕日へ向かうイーラの含意が良かったな。
個人回、キャラクターアニメの鑑のような仕事。個人的な情緒は否定せんが、ここ最近でもっとも愉しんだ。