Go!プリンセスプリキュア #9

#9 幕よあがれ!憧れのノーブルパーティ!



ノーブルパーティ当日&みなみのキャラクター紹介。
TVシリーズでは初の大田和寛作監。とにかく、後半のバトルシーンが出色の出来ばえ。花星と比較して露出が多く下半身のガードが甘々なマーメイドをかなりキワどいアングルとカメラワークで攻めるシーンは思わずコマ送りしてしまった(ジャンプ後、宙返りしたマーメイドがスカートをおさえてる凝りっぷり)こういうエピソードなら、もっとみなみ&マーメイドの強烈な崩し顔とかで遊んでも良かった気はするけど、むしろ必要以上に損なうことなくイメージを守った意味で不満はまったくない。顔芸をはるかが孤軍奮闘するぶん、自分を崩さない海星の個性も際立つ。
みなみの夢、というかライフスタイルの「人の役に立ちたい」は彼女の人格に根ざしたもので、彼女だけは初変身にためらいがなかったことや、はるかに積極的に助力した理由としても納得できる。プリキュアになるような子なら明言するまでもなく誰もがはじめから持ってるような資質で、従来ならピンクキュアに仮託されそうな事柄だけど、あえて相棒キュア&チームのおねえさまが担ってるのが新鮮かな。ちょっと前までJSだったことを思わせるはるかのはしゃぎっぷりも可愛いし、そんな年下の女の子を「わたしのナイト」と呼びダンスの相手に選ぶみなみ、ラストシーンのふたりの妙にロマンチックな仕上がりも爽やかで、押し付けがましい下品さもなくあくまでエレガント。画面では目立ちながらも特に主題に関わらないきららんの存在感も黄キュアの鑑で楽しい(一応、観察でみなみの異変に気付く描写あり)