薄桜鬼 碧血録

21.雪割草の花咲きて


ところどころ、キャラ作画がキビしい場面も見られたけど、土方と千鶴が対面する切り返しとか要所はキッチリ押さえてるのは流石。そして抜群の防御率を誇る千鶴さん。山根理宏関わってんだ。もう残りはわずかだし、そろそろラストスパート?
蝦夷地の豪雪と寒さが象徴するように、江差に上陸する前にただでさえ貴重な軍艦を失う悲劇、羅刹化の代償としての寿命の限界と、土方を試練に直面させて、単身海峡を渡った(手段は何だろう)千鶴に「江戸の女には逆らえねぇ」と根負けさせる。脚本と演出の意図がハッキリしてる。その状況をお膳立てし囃し立てた大鳥も良い役目もらったじゃないか。
部下を気遣い、千鶴を受け入れる鬼の副長の変調。どうにもならない戦力差を覆すための奇襲、一敗地にまみれた海戦、因子が揃い着々と舞台は終劇に向かっている事を、夕日と劇伴が物語ってる。
墓参りでの風間と千鶴の邂逅でエンディングの影も見えたっぽい。最後は死合?