Go!プリンセスプリキュア #3

#3 もうさよなら?パフを飼ってはいけません!


アバンタイトルでのメガネ外したゆいちゃんの「3 3」目にちょっとビックリ。ま、まぁこの目でプリキュアになった娘も居るし。
パフの事が学園にバレて寮で飼う許可と賛同を得るため奮闘。いつもならぬいぐるみのフリで超スルーする事柄にあえて取り組むのも新鮮。さっそく寮生設定に意味がある回。如月さんがアレルギーじゃなくて良かったが。記名式じゃないから最後の反対票が如月さんのものとも限らないのに。同調圧力を避ける工夫もされてるあたり、ノーブル学園はちゃんとしてる。学園側の良識が相手の現実的な問題に際し、ヒロイン自身の知恵と勇気で対処するのも好感が持てる描写。しかし、ディスダークの連中は新顔を含め、話に直接関係ない男子ばかり狙ってるが、そういうことなの?(なにが)
アクションシーンが相変わらず面白い。殺陣の組み立てが凝ってるし、プリキュア各々のバトルスタイルの個性も魅力的に表現。変身曲がフルサイズっぽくなってこの先何人増えようが対応できる構成だけど、バンクシーンの方もふたり分のカットがほとんどフルなので長いなぁ。時間はこれ以上伸ばせないだろうし3人になったら編集するんだろうか。







まぁそんな各話の工夫もこの子に全部持ってかれるんだが。今年の1年生組どうなってるんだ。

Go!プリンセスプリキュア #2

#2 学園のプリンセス!登場キュアマーメイド


変身失敗は…しませんでした。史上何人目かの生徒会長&ヘソ出しプリキュアキュアマーメイド誕生。
やさしさと気高さとほのかな孤独を持つ海藤みなみの性格描写は上々。積極性と行動力のあるはるかとの関係はどっかの姉妹制みたいな雰囲気をかもしててなお良い。

マーメイドの変身バンクは高橋晃担当(リオンツイートより)バレエの動きと泡と人魚、モチーフを大事にしつつアイデアと遊び心に溢れてて凄く良かった。プリキュアワークス楽しみです。サッカーゼツボーグの放ったレッドカードをサーフボードにして疾走、自身のフィールドである海で活き活きと戦う本編シーンもこれまた面白かった。
フローラが戦闘中に学校から移行した海岸までは結構な距離がありそうだが、生身でついていくみなみさんの身体能力は結構だし、特に葛藤も無くとんでもない状況に動じず飲み込むのもさすが澄み渡る海風に揺れる英知の清き泉のプリンセス。今年の青キュアも期待大。


やはり、黄色の登場までは一拍おくのか。去年のように実は先輩プリキュアでした、とかは無いと思うが。きららちゃんの出番がもっと欲しいとジリジリしてて、なおぼうがいくら妖精として良い演技してても集中できんのです。いつかプリキュアとして帰ってこんかなぁ。

艦隊これくしょん -艦これ- #5

#5 五航戦の子なんかと一緒にしないで!


アクの強い艦娘の個性を生かしたシチュエーションコメディー調で楽しかった。こういうノリなら歓迎だけど。今後も轟沈があるって分かってるから、どういうスタンスで居ればいいのか提督視聴者こそ困るアニメ。最有力は「赤城」「加賀」、対抗で「金剛」お姉さま、大穴が「吹雪」。まぁ誰が沈んでも3話の比じゃない騒ぎになりそう。元三水戦のメンバーは逆に安全になった気がする。「睦月」以外は改二(史実戦果反映したパワーアップVer.)があるから、ぽいぽいとか次会った時は誰かわかんねぇぐらいソロモンの悪夢だったらどうしよう。本音はみんな無事に帰ってこれるのが良いけど、じゃあ3話のあれはなんだったんだ、って事に。難儀だ。
ありえない編成、とかいってたけど、これって普通に強い艦隊だ。艦これ最強空母の「加賀」、改二での武勲反映が期待される史実でのIJN最殊勲空母「瑞鶴」、開幕雷撃&ハイパーズになれば夜戦最強「北上」「大井」、高速縛りで戦艦入れるなら金剛型から一隻(アニメでの「金剛」は最終改造形態での登場)、防空or対潜要因の駆逐旗艦、たいていの海域は対応できるガチ編成。まぁこの場合どう見ても「吹雪」育成目的にしかみえん。
「瑞鶴」はいつ鎮守府に加わったのか知らんが、フェブリのインタビューでの草川監督の「瑞鶴」が嫁艦って言葉通り、かなり恵まれたキャラ描写だったな。天然なのか「加賀」さんに喧嘩売ったのか微妙な「翔鶴」ねぇといい、鶴姉妹のデビューとしては大満足。みなそれぞれに負けず嫌いで自信家なのも可愛かった。1話から皆勤の雷巡ふたりは優遇されてるんだけど(ゲーム側プロデューサーの贔屓艦)、「大井」っちのガラが悪すぎるのが気になる。もともと他艦娘に噛み付くような子じゃなく、むしろ公式に駆逐艦disり台詞がある「北上」と他艦娘との緩衝役みたいなイメージだったからあんまり馴染めない。

Go!プリンセスプリキュア #1

#1 私がプリンセス?キュアフローラ誕生!!

まだハピプリも完走できてないのにもうこの時期が来てしまった…。春映画までにはなんとかしよう。
シリーズ構成に田中仁、キャラクターデザインに中谷友紀子、シリーズディレクターに田中裕太。単発の劇場版でもやるのかと思ったらいきなりSD。


初の中学1年生プリキュアが主役。そして寮生か。親元から離れて暮らすことに意味が生まれるのか。かといって珠玉回が多い家族エピソードもできなくはなさそうだが。春野はるか=キュアフローラは名前もモチーフも外見もどこかブルームを思わせる。変身アイテムのパフュームポットはハト。あちらも花のプリキュアだしバンクが似るのは当然か。
ルームメイトの七瀬ゆいとはるかと一緒に俺らも美術とロケーション巡り。ゆいちゃん入学前なのに学校について詳しすぎだ。後に変身バンクでも出てくるはるかの裾持ちおじぎ(カテーシーというそう)や「夢」を隠そうとする性格描写(後半、勇気の解放と鬱屈からの離翔の変身シーンで大いに寄与する。また、夢に鍵をして閉じ込める事自体が、今回の敵の出現の暗喩)もテンポ良く処理。みなみときららの登場もあって、新味はなくとも手際の良さを感じさせる運び。いつも通りっちゃいつも通りだが、特に理由もないなら主人公の描写は最序盤にしっかりやっといて欲しいので。
メッシュにグラデーションと髪型だけでも凝ったデザイン。これでアクションすんのか。メインの3人ともテイストが違くて、はるかは稲上晃デザインっぽく、みなみは川村敏江っぽい?きららは高橋晃…むりやり当てはめた。大友人気は今年も黄色ちゃんが独占しそうでありますが。
後半に時間をとったバトルシーンが、上から下に、奥から手前へ、激しいカメラワークとPANに合わせて背景が動く、それ自体がアトラクションムービーみたいで見入った。ふわふわパニエが既に見えてるので、足技の際に主にスカートの行方を注視せずとも良い点もポイント高し。何の。画面全体に施された花びらエフェクトやカメラが大きく回りこむカット、浄化技にはCGを使用していて、作画と3DCGが違和感なく融合してる。ここ数年のTVシリーズ、劇場版や他作品で蒔き続けた種(設備投資、人材育成)がプリキュアで咲いてくれたことは、胸が熱くなる。顧みると、去年のプリキュアは一番大事な時期に東映が新規プロジェクト立ち上げまくりで、明らかに煽りくらってたのが可哀想すぎた(そのぶん、秋映画は凄まじい仕上がりだったが)
劇伴は高木洋さん3年目。作品の顔の変身曲。出だしからクライマックス。鼓動のように力強く刻み続けるリズムと勇壮なストリングスはラブリンク、バックコーラス(うちやえゆかさん担当。本人ブログより)と包み込むような優雅な優しさはくるりんミラーチェンジ、両者が幸せハピネスな出会いを果たしたって感じ。今回もある名乗り前のアイドルタイムでの転調が映像とマッチしてて素敵。プリキュアは連れてくる作曲者や劇伴にかける金も凄いけど、映像側の劇伴愛も凄い。早く劇場音響で聴きてェー。ていうかコンサート行きてェー。でも、たいてい親子前提ですよねー(´・ω・`)あたりまえ。

良い意味で、勢いと溢れる若さを感じられた1話でした。例え壮大にズッコケても(縁起でもない)、吹き荒れる嵐に負けず気持ち良い作品が咲けばいいなぁ。
ちなみに、略称は「Goプリ」?「プリプリ」?

艦隊これくしょん -艦これ- #4

#4 私たちの出番ネ!Follow me!


エピソード単体としては通常運行で特段良くも無いけど、貶すほど悪くもないと思うのよ。金剛型4隻を集中運用した威力と駆逐級3隻を相手に圧倒するゼカマシーの実力をみせた戦闘シーンは迫力アリ、吹雪に無自覚に訪れる死の気配&不意に想起される友人の悲しみとそれに真に寄り添えない切なさすら抱擁で包み込む大型艦のお姉さんの度量。示唆する内容は悪くない。ただ、想像で補完できるのは元々提督経験がある人ぐらいで、やっぱり初見の人にしたら相変わらず意味不明なままだと思う。
ネタ消化するのに精一杯で物語になれてない。砲弾を拳ではじき返す艦娘の体が鋼鉄でできてるのか艤装の防御フィールドで覆われてるのか知らんが、少女のメンタルを持ってる以上「喪失」の描き方は神経質にならざるをえない。誰よりも大事に思っていた姉妹の帰りを波止場で待ち続ける睦月の痛々しい姿、前半で島風が任務前に行方不明ってのでちょっとだけ、波止場に島風が居るの期待しちゃった。同型艦が桁違いにいる駆逐艦娘の中で、量産に向かない高性能艦ゆえに姉妹艦が居なくて他の艦娘を羨ましく思う島風ってのも2次では御馴染みの光景。ブリーフィングでもアホの子でしかなかった島風の一面を紹介する絶好の機だったと思うのに。
アニメで観たいのは、ゲームだけじゃわからない彼女たちの描写。別に戦没艦が出た後にちゃん那珂がアイドル対決しても全然いいし、金剛お姉さまに引っ張られて大はしゃぎする愉快な姉妹たちでも良い。そこに「戦い続けなければいけない存在」としてのペーソスをちゃんと効かせるなら。やっぱり、悲しみと絶望の当事者であるのは吹雪であるべきだったし、艦娘として再起不能なほど暗く深い海の底のような絶望に沈み、それでも生き続けて戦っていく事に価値を見出し、絶望の淵から立ち上がって砲塔を手に取る。そういう姿に人は胸を熱くする。そこまでやる覚悟が無いなら最初から「喪失」なんて扱わないほうが全然マシ。

艦隊これくしょん -艦これ- #3

#3 W島攻略作戦!


電探作動、ここより脱出す。島風おっそいぞー。まだ一言も喋ってない朝潮型以降の子もおいでー。
ろりこん駆逐艦好きにはキツすぎるだろこれ。しかも初見の人にとっては、なんか1話から出てた脇の子が唐突にフラグ積み立てて沈んだ、ってだけで、提督視聴者からしてもポカーン。シリアスどころか、笑えないギャグにしかなってないんだよなぁ。これに感情移入できる人が居たらエスパーだよ。
モチーフになった作戦の再現にもなってないし史実云々は無理がある。脚本にとって都合が良かったから役割があてがわれただけ。そして「轟沈」=艦娘ロストは艦これに実際にある現象だけど、あの状態からは起こり得ない。ゲームの再現でもない。(無駄に6隻編成縛りや、鎮守府に無傷で暇してる正規空母5隻抱えてるのに航空支援しない省エネ艦隊はハンパにゲーム再現ともいえる)誰が得するんだ?とりあえず如月提督は休んでいい。
アニメはアニメで好きにして良い、とは思うけど、帝国海軍の末路の戯画が観たいわけじゃないんだよな。主力艦の露払いの駆逐隊はそりゃ沈むよ。ただ、ミッドウェーやソロモン海戦を模した海域みたいにキ○○イ難度の戦闘でも、提督次第で未帰還機の妖精さん以外は必ずみんな帰ってこれるのが艦これだと思うから。もともと空母差し置いて戦艦や雷巡が大活躍する不思議大戦じゃないですか。今回のだって、不測の轟沈がアニメ独自の描写なら、隠密任務中だったでち公が救出してくれてていいのよ?親玉が監修してこれだから、この先観たいものを観せてくれるかは懐疑的。タダだから付き合うけど。