ハートキャッチプリキュア! #8

8.カリスマモデルのため息!って、なぜですか?
脚本 井上美緒 演出 志水淳児 作画監督 ポール・アンニョヌエボ/フランシス・カネダ



もも姉がつけてたこのブレス、「フレッシュ」18話において入院少女からプリキュアに贈られたものだよね。その後40話「せつなとラブ お母さんが危ない!」においても、ラブ母がせつなのために誂えた赤色の同形ブレスによってラブが真贋を見極めたり、印象的な使われ方をしてた。単純に志水淳児つながりでコンテから引用されたのかもしれないけど、個人的には長峯SDのアイデアな気もする。ちなみに、初出の「フレッシュ」18話は山下脚本、長峯演出、青山作監の傑作回。



特別扱いを避けて1人で昼食を取るももか。

結構序盤からこの方は出張ってる。

前面に映ってる花がゆりなのはもちろん偶然じゃないでしょう。


ここが妙にコミカルで可笑しかった。

(えりかも含め)知己の撮影見学とはいえちゃんとそれなりにオシャレしてくる女子たちが可愛い。





姉と妹、目指した場所へ到達した方と燻ってしまった方、立場の違い故に悩みの質も違う2人の感情的なわだかまりが氷解する情景を細かい演技でよく描けてたと思う。モデルという存在にキャアキャア言ってる少女の良い意味でのミーハーさも可愛く表現されてた。
思うに、志水SDは1回こういう話をやりたかったんではないかって気がしないでもない。学生モデルというももかと立ち位置を同じくする美希たん(中学生と高校生だから載る雑誌は違うだろうが)は、チーム内でもいたって大人で無難な性格を付与されたため、葛藤を表に出す事は本当に少なかった。ラブたちは嫉妬って感情を持ち得ない人物設計だったし。